俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
第十四章 真実の愛
「桂木ホテルリゾートが倒産の危機を迎えてしまった、彼は自分の力が及ばず、社員に迷惑をかけたと項垂れていた、宇佐美不動産のご令嬢の事も聞いた、決して彼は間違ってはいなかったと思うよ、みゆちゃんと結婚したい気持ちに嘘偽りがないって証拠だからな」

「でも、私のせいで廉也さん、いえ社長を苦しめてしまって、申し訳ないです」

「男はいつでも愛する女のために、苦労するように出来ているんだ、わしだってもう少し若かったら、あの時みゆちゃんと生きる道を選んでいた」

第十四章 真実の愛


私は慎太郎さんの口から真実が語られた事に驚きを隠せなかった。

「慎太郎さんがあの時私の前から姿を消したのは、私の事を思っての行動だったんですか?」

慎太郎さんは恥ずかしそうに俯いた。

「私は側にいて欲しかったです、てっきり嫌われたんだと思っていました、だからすごく悲しくて寂しくて、大変な思いをする事になっても、大好きな人と一緒にいたいです」


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