俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
俺はアメリカへ向かった。

「ご無沙汰しています、おかげ様でなんとか桂木ホテルリゾートは持ち直しました」

「そうか、それはよかった、みゆちゃんは迎えに行ったのか?」

「いえ、俺がいなくても健志の元で元気に暮らしているのであれば、わざわざその幸せを壊す権利は俺にはないのではないかと……」

「そうか、ならわしがみゆを迎えに行くぞ、もう今後一切みゆのことは忘れてくれ」

「それは出来ません」

「わしでは不服か、健志とやらならみゆを任せられると言うのか?」

「そうではありません、みゆを忘れる事は出来ないと言う意味です」

俺はこれから先、みゆに辛い思いや苦しい思いをさせる事は出来ないと思っている。

だから迎えに行く事に躊躇しているのが事実だ。

でもみゆを忘れることなど出来ない、

「みゆが今、与那国島で過ごしている事がみゆに取って幸せなのか?桂木くんの側にいる事はみゆに取って不幸なのか?」

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