俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
俺と一緒にいる事を幸せと思っていてくれたなんて、なんで早く気づかなかったんだ。

いや、わかっていたのに決意する事に躊躇してしまった。

お前を離したくないのに俺は逃げた。

みゆ、俺はもう二度とお前を離さない。

俺は東城氏に電話をして、みゆの行方を確認した。

『桂木です、今、よろしいでしょうか』

『どうした?』

『みゆが与那国島から姿を消しました、そちらに連絡はありませんでしょうか』

『えっ、みゆが姿を消したって?』

『申し訳ありません、自分の責任です、連絡があったら教えて頂けますでしょうか』

『もうみゆちゃんと人生を歩んで行く事に気持ちの変化はないな』

『大丈夫です、よろしくお願いします』

俺は東城氏との電話を切った。

その頃私は東京に来ていた。

やっぱり、迎えに来て貰えないのかな。

いつまでも北山先生の元にいるわけにもいかないし……

私は東京に戻って来た。

これからどうしよう。

私は桂木ホテルリゾートの総務で一緒だった友紀ちゃんを訪ねた。

< 121 / 195 >

この作品をシェア

pagetop