俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
一年以上捜して諦めかけていた矢先の出来事だった。

(まさか、親父の会社の社員だったなんて……灯台下暗しとはこの事を言うんだな)

と改めて感じた。

立木みゆ、俺の目に狂いはなかった。

俺よりだいぶ年上なのに年齢差を全く感じさせない。

しかもめっちゃ可愛い。

控えめなのに、自分の意見をしっかり持っている女性だ。

俺は迷いも無くマンションへ誘った。

食事をしてデートを重ねてなんて悠長な気持ちは全くなかった。

みゆへの気持ちが今にも溢れ出しそうで、耐えられなかった。

今すぐにでも抱きしめてキスをしたかった。

(いや、このまま結婚して一緒に暮らすか、みゆとの生活は嘸かし楽しいだろう)

とあらぬ妄想が脳裏をかけめぐった。

俺は部屋に入るなり、みゆの腕を引き寄せ抱きしめた。

(えっ?嘘、だって社長にはゆかりさんがいるじゃない)

私は社長から離れてなんとか誤魔化そうとした。

しかし、社長はソファに腰を下ろし、隣に座るように促した。

「みゆ、ここに座って」

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