俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
第十六章 廉也の嫉妬
廉也とみゆは婚姻届を提出した。

そして、東城ホールディングスとの契約のため、廉也は渡米の準備にかかった。。

旅行も兼ねてみゆを連れて行きたかったが、体調が優れなかったのだ。

「みゆ、ゆっくりしていろ、絶対に無理するな」

「はい、慎太郎さんによろしく伝えてください」

廉也の表情が変わった。

(あれ、廉也さん、怒ってる?)

「廉也さん、何か怒ってますか」

これから廉也としばらく離れ離れになるのに、廉也の機嫌が悪いのは嫌だった。

廉也は何も答えなかった。

そう、廉也はみゆが東城氏のことを慎太郎さんと呼んだことに、嫉妬したのだ。

もし、東城氏がみゆの前から姿を消さなかったら、みゆは東城氏の妻だったと思うと、

胸がざわついた。

(もしかして、みゆは今でも東城氏に思いを寄せているんじゃないだろうか)

それに橘龍司の存在も気になる。

みゆの初めての相手だ。

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