俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
みゆは廉也の事をどう話せばいいか迷っていた。

「廉也さんがなんか怒ってるみたいなんです、でも心辺りがなくて」

「廉也は東城ホールディングスとの契約で、今日の夕方の飛行機よね」

「えっ」

「あれ、違った?」

「慎太郎さんとの契約で昨日の飛行機だと聞いていたので」

「ねえ、みゆさん、廉也の前でも、東城氏の事、名前呼びしてるの?」

「はい」

「それから、機嫌悪いんでしょ?」

みゆはゆかりに言われて、そうだったと思い出した。

「廉也はみゆさんが東城氏のこと名前呼びしたから、嫉妬したのよ」

「まさかそんな……」

「廉也は子供だからね、あっ、ごめんなさい、私も廉也って呼び捨ては奥様に対して失礼よね」

「いいえ、そんなことは……」

「みゆさんみたいに、あいつも大人ならいいんだけどね」

(確かに、私が慎太郎さんって言ったあとから、不機嫌になったんだ)

みゆは自分の言動に気をつけないとって感じていた。

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