俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
(どうする、どうする、私)

覚悟を決めて言われるままにソファに腰を下ろした。

ジリジリと社長は私の方へ寄ってきた。

そして唇が重なった。

(ドキドキする、信じられない、社長とキスしてるなんて……)
どんどんと激しくなっていく、舌が絡み合って息が出来ない位に吸いつく社長の唇。

その時部屋のインターホンが鳴った。

「ちょっと待ってて」

社長が応対すると、コンシェルジュの横尾さんが料理を運んでくれた。

「お待たせしました、ごゆっくりとお召し上がりください、失礼致します」

横尾さんが部屋を後にした。

「お腹空いたな、食べようか」

「あっ、はい」

「いただきます、めっちゃうまい、みゆも早く食べな」

「あっ、いただきます」

「明日仕事休みだから泊まっていけよ」

「えっ、帰ります」

「どうして?」

「どうしてって、恋人でもない男性の部屋に泊まることは出来ません」

「じゃ、今からみゆは俺の恋人な、それなら問題ないだろ?」

(いや、そう言うことじゃなくて……)

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