俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
「俺は大丈夫だ、入院したって聞いた、どうだ具合は」

「廉也さん、会いたい」

みゆは我慢していた気持ちが溢れ出した。

「みゆ」

「ごめんなさい、私なんてことを、もう切りますね」

スマホは切れた。

(俺は何を勘違いしていたんだ、みゆが愛しているのは俺なのに、俺は嫉妬なんかして
なんてやつだ)

廉也は次の日、東城氏との打ち合わせをキャンセルした。
「申し訳ありません、どうしても今日の打ち合わせは、キャンセルでお願いします」

「理由を話してくれないか」

「理由はお話し出来ません、プライベートなことなので、本当に申し訳ありません」

この時、東城氏はみゆを思い浮かべていた。

「わかった、今日の打ち合わせは別の日にセッティングしよう、一週間後にまた来てもらおう」

「ありがとうございます」

そして、廉也は日本に戻ってきた。

空港から直接北山総合病院へ向かった。

「すみません、桂木みゆの病室は何号室でしょうか」

「失礼ですがご家族のかたでしょうか」

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