俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
みゆはゆかりの元に連絡を入れた。

「みゆさん、どう、体調は」

「はい、大丈夫なんですが、来週北山先生の検査があって、その前にゆかりさんにご相談があるんです」

「うん、いいわよ、昼間の方がいいよね」

「はい、はっきりするまで、廉也さんには内緒でお願いします」

ゆかりはみゆの妊娠を想像ができなかった。 

そして、ランチを一緒に食べることにした。

会社には廉也がいるからだ。

「どうしたの?また廉也がなんか言ってるとか」

「いいえ、違います」

みゆは自分の顔の前で手を振った。

「来週の北山先生の検査なんですけど、延ばして頂くことは可能ですか」

「用事でもあるの?」

みゆは意を決してゆかりに告げた。

「もしかして、赤ちゃんが出来たかもしれないんです」

「あら、おめでとう」

「まだ、わからないんですけど、生理が遅れてて」

「そう、それなら、二週間は検査を先に延ばしたいわよね」
< 163 / 195 >

この作品をシェア

pagetop