俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
「俺が必要なんだよ、不便で仕方ねえ、だから持ってろ」

「でも……」

「俺の名義だから何も心配しないで大丈夫だ」

「困ります、あの、受けとれません」

「社長命令だ、わかったな、今晩電話する」

「あっ、はい」

私は渋々スマホを受け取った。

うちに帰り、スマホを開けてみる。

(よくわからない、私は特に機械オンチで、だからスマホは持たなかったのに……
どうしよう)

でも社長はどう言うつもりなのだろうか?

社長の考えは全くわからない。

(気まぐれ?遊び?いやいやそれでもなんで私?)

(いつもみかん食べてる人が、たまにりんご食べたくなることはあっても、やっぱり美味しいりんご食べたいよね?)

(社長熱でもある?何日か経ったら忘れちゃうかもしれないし、兎に角これ以上深入りしたら引き返せなくなる)

そんな時スマホが鳴った。

「みゆ?今大丈夫か」

「あっ、はい、大丈夫です」

「スマホ便利だろ?これでいつでもみゆと連絡取れるな」

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