俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
みゆは高城の方を振り向き答えた。

「大丈夫です」

みゆはナースステーションへ向かった。

ありがたいことに、廉也の担当医師は日本人だった。

「桂木廉也の家内です、大変お世話になっております、主人の容態はどうでしょうか」

「私はご主人の担当医師の森本と申します、ご主人はご自身で運転中に事故に遭いました、即死状態でもおかしくない状況で、命を取り留められたことは奇跡です」

みゆは大変な状況に、顔を手で覆った。

「ご主人はすごい生命力です」

その時、みゆは軽いめまいに襲われた。

「大丈夫ですか」

「はい、今妊娠中なので、時々あるんです」

「そうですか、ご主人はきっと奥様とお子さんをおいていけないと、頑張ったのでしょうね」

(廉也さん)

「ただ、意識がもどりません、それと……」

みゆは何を言われるのかと背筋が凍る思いだった。

「意識が戻っても、車椅子の状態を覚悟してください」

「車椅子ですか」
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