俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
第五章 愛の告白
「社長ですよ、この間宇佐美不動産のご令嬢がうちの会社に来た時、婚約の話が進んだってもっぱらの噂です」

「ああ、あのお嬢さんな、二十二歳って言ってたなあ」

(二十二歳?若い、多分可愛いんだろうな、私じゃ太刀打ち出来ない)

私が下を向いていると、廉也さんはピンときたらしく私に言葉をかけた。

「そう言うことか、みゆ、俺は婚約なんてしてないからな」

「えっ?」

「俺を信じろと言ったはずだ」

「でも……」

「とにかく婚約はしていない、帰り一緒に帰るぞいいな」

「はい、でも……」

「何だ、まだ俺を信じられないのか?」

「違います、この間龍司さんがアパートに来たんです」

「あいつが?」

廉也さんの表情が変わった。

「社長の婚約の話を聞いた後だったので、泣いていた所に龍司さんがきて……プロポーズは本気だからと言われて……それで……ごめんなさい、私」


第五章 愛の告白

その時廉也さんのスマホが鳴った。

「今行く」

廉也さんは返事をしてスマホを切った。

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