俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
「調べさせていただきました、今廉也様のマンションに一緒にお住まいのようですが、すぐに出て行ってくださる?そしてこの会社も辞めて頂きたいの」

(廉也さんのマンションを出て行くことは理解出来るが、会社まで辞めなくてはいけないなんて)

私は途方に暮れた。

「引っ越しの費用と当面の生活費は、廉也様との手切金としてお渡しするわ、ですからもう廉也様に近づかないでくださる?」

そう言って封筒を差し出した。

急な出来事に戸惑いを隠せなかった。

「わかりました、マンションはすぐに引っ越しします、仕事もすぐに退職願いを出します、でもこのお金は受け取れません」

そう言って封筒を返した。

「頭の良い方で助かりましたわ、まさかとは思いますが、廉也様と結婚しようなんて思っていなかったでしょうね、社長夫人に自分が相応しいかお分かりでしょう?」

「大丈夫です、弁えています」

「良かったわ、では廉也様が出張から戻る前に全てお願いしますね、失礼します」

麗子さんは応接室を後にした。

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