俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
私は総務部に戻った。

「みゆ先輩、どなたでしたか?」

「ああ、ちょっと知り合い、さあ、仕事、仕事」

私はこの時今日中に退職願いを出そうと決めていた。

終業時間が近づき、私は片付けのため、残業をした。

「みゆ先輩、残業ですか?お手伝いしましょうか」

友紀ちゃんが声をかけてくれた。

「友紀ちゃん、ありがとう、でも大丈夫よ、ちょっと調べ物だけだから」

「じゃあ、お先に失礼します」

「お疲れ様」

友紀ちゃんは総務部を後にした。

私は入社以来ずっと総務部で仕事をしてきた、二十年間ありがとうとデスクを綺麗に片付けた。

そして退職届を書き始めた。

総務部の部屋の電気を消して秘書室へ向かった、高城さんに退職届を渡すために……

高城さんはまだ仕事をしていた。

「お疲れ様です、これお願いします、デスクは片付けてあります」

「立木さん、社長に相談した方がいいんじゃないか」

「廉也、あ、いえ、社長に迷惑かけたくないんです」

「仕事まで辞める必要はないと思うが……」

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