俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
朝、会社では私の退職届が受理された書面が貼り出された。

「みゆ先輩、会社を辞めた?どう言うこと?」

友紀ちゃんが慌てて総務部に入ってきた。

総務部では大混乱で、二階堂くんは部長に食ってかかっていた。

「部長、みゆ先輩辞めたってどう言うことですか」

「一身上の都合だそうだ」

「部長は聞いてなかったんですか?」

「聞いていない、急に決まったらしい」

二階堂くんは秘書室へ駆け込んだ。

「社長いますか?総務部の二階堂です」

「社長は今出張中だ」

「すぐ連絡取ってください、みゆ先輩が会社辞めるってあり得ません、社長はご存知なんでしょうか?」

「まだだ」

「社長には連絡を入れておく、仕事に戻りたまえ」

二階堂くんは渋々総務部に戻った。

その頃、私は東京を離れていた。

貯金を全部おろして、気ままな一人旅。

そうだ、龍司さんに連絡してない、アパートに居なくて心配してるかな?

そう、龍司はみゆがアパートを引き払ったことに動揺を隠せず、みゆを捜していた。

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