俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
「だってみゆが……いや、立木さんが作る和食は絶品だからな」

私は久しぶりにみゆって呼ばれてドキドキが止まらない。

「後で食器片付けにきます」

私は病室を後にした。

それから私と廉也さんは、たわいもない会話を毎日続けた。

廉也さんは私を東京へ連れて帰ろうとして、手を差し伸べた時ふられたショックから立ち直れずにいた。

しかし、廉也にとってみゆがいない人生は考えられなかった。

諦めることは出来ない。

(みゆを無理に連れて帰ることは出来ない、それなら初めからやり直そう)

と思った。

(俺がいないと生きていけない位に惚れさせる)

廉也はみゆを取り戻すと心に誓った。

私は廉也さんの食事を作ることに幸せを感じていた。

身の回りの世話も、そして毎日廉也さんの顔を見て話が出来る事がこんなにも嬉しいなんて、改めて感じた。

廉也さんのいない人生は考えられないと思った。
(このまま時間が止まってずっと一緒にいられたらいいのに)

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