俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
「おまえな」

「だから、まだしてねえよ、未遂だって」

「これ以上入院させておけない」

「反省してます、なんか喋ってて沈黙のあと見つめ合ったら我慢出来なくて……」

「抱きしめたのか?」

「だから触れてねえって」

「廉也、東京に帰れ」

「いやだ」

「それなら、みゆちゃんに指一本も触れるな、見つめ合うな、沈黙になるな」

「出来るだけ頑張るよ」

廉也はこの時北山先生の言いつけは守る気持ちは全くなかった。


私は廉也さんに病室に呼ばれた。

「みゆ、島見学したいんだけど、案内してくれる」

「先生に外出許可もらって来ますね」

廉也さんと出かける事が出来るとウキウキしていた。

「北山先生、桂木さんが島を見学したいとのことですが、外出許可頂けますか?」

「二人で行くの?」

「はい」

「大丈夫?」

「どう言う意味ですか」

「みゆちゃんが廉也と二人で出かけることが、嫌じゃなければいいんだけど……」

< 92 / 195 >

この作品をシェア

pagetop