相性がいいってホントですか!?-大嫌いな伯爵令息とマッチングした結果-
3.快感を与える側にも脳内麻薬は効くもので
通された部屋は外観よりもずっと綺麗で、白をベースにした清潔感のある部屋だった。
“こ、ここで今からカイルと⋯”
なんて思うと緊張から体が少し強張る。
そしてそんな私に気付いたのかカイルがそっと近付いてきて⋯
「⋯ッ、あひゃひゃひゃひゃ!!」
「うりゃりゃ!」
思いっきりくすぐられた。
「ちょ、ちょっと何すんのよ!?」
「あー?緊張してるみたいだったから」
なんてしれっと言われた。
「別に無理してヤる必要はねぇし。離れがたいとは思ったけど、ここで話してるだけでも俺は十分⋯」
続けられる言葉に胸がきゅうっとなるのがわかる。
“このタイミングでそのセリフは卑怯だから⋯!!”
恥ずかしいような嬉しいような複雑な感情が胸を締め付け、その勢いのまま私はカイルを半ば体当たりのようにしてベッドに押し倒した。
「わ、私は⋯十分、じゃ、ないから⋯」
羞恥から少し目線を外してそう伝えると、ごくりと唾を呑む音が聞こえる。
この音はカイルからしたのか、それとも自分からしたのかはわからなかった。
そして気付けば少し控えめにそっと口が塞がれ⋯角度を変えて今度はしっかりと口付けられる。
“こ、ここで今からカイルと⋯”
なんて思うと緊張から体が少し強張る。
そしてそんな私に気付いたのかカイルがそっと近付いてきて⋯
「⋯ッ、あひゃひゃひゃひゃ!!」
「うりゃりゃ!」
思いっきりくすぐられた。
「ちょ、ちょっと何すんのよ!?」
「あー?緊張してるみたいだったから」
なんてしれっと言われた。
「別に無理してヤる必要はねぇし。離れがたいとは思ったけど、ここで話してるだけでも俺は十分⋯」
続けられる言葉に胸がきゅうっとなるのがわかる。
“このタイミングでそのセリフは卑怯だから⋯!!”
恥ずかしいような嬉しいような複雑な感情が胸を締め付け、その勢いのまま私はカイルを半ば体当たりのようにしてベッドに押し倒した。
「わ、私は⋯十分、じゃ、ないから⋯」
羞恥から少し目線を外してそう伝えると、ごくりと唾を呑む音が聞こえる。
この音はカイルからしたのか、それとも自分からしたのかはわからなかった。
そして気付けば少し控えめにそっと口が塞がれ⋯角度を変えて今度はしっかりと口付けられる。