相性がいいってホントですか!?-大嫌いな伯爵令息とマッチングした結果-
直接触れられた手が思ったよりも熱く、それがゾクリと快感を誘った。

そのままもにもにと揉まれたと思ったらゆっくり顔を近付けられて⋯

「⋯⋯ッ、?」

服の上からされたようにまた彼の舌に蹂躙されるのだと身構えるが一向にその刺激は与えられず思わず怪訝な顔をしてしまう。
服の上から執拗にされた愛撫ですっかりピンと主張してしまっているその両先端には触れず、ベロりと乳輪をなぞるように舐められるだけで。

這うように舌を動かされ、それでも敏感なソコに求めていた刺激が訪れる事はなく⋯

「や、焦らさな⋯っ」
「ん、どうして欲しい?」
「そんなの言えな⋯ッ!」
「俺は聞きたい」
「う、うぅ⋯」

聞きたい、なんて真っ直ぐ言われ思わず唸ってしまう。
そんなはしたないこと当然バッサリ切り捨てたいが、カイルの瞳が熱を孕んでいて何故だか従いたくなってしまって。

「⋯ちゃんと、舐めて⋯さっきみたいに吸って欲しいの⋯ッ」
「⋯ほんと可愛い」

必死にそう言うと、頬にちゅ、と軽く口付けられそしてすぐに望んだ強い刺激が乳首に与えられた。

「ひゃ、ぁあん!」

ぢゅ、と音を立てぴちゃりと舌で直接弾かれる。
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