副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
ドサッと栄麻のいるソファーに座る。
「あちー」
「クーラー、強くする?」
「いや、大丈夫。そのうち落ち着くし」
「涼太。改めて、今日からお世話になります。
本当にありがとう!」
かわいいな。
いちいち礼なんかいないのに。
俺が無理矢理、連れてきたようなもんなのに。
「ああ。こちらこそ。よろしくな。
家にある物は、自分の物だと思って自由に使えばいいから。俺たちの間に遠慮はなしだ」
「うん!わかった!!涼太もね!私に遠慮は無しね?」
「そだな。好きにする」
そんな事思ってないのに。
好きにしていいなら、今頃お前は、ベッドの上で俺に襲われてんぞ?
自分で、思って笑った。