副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「その、栄麻が育った施設は、今の栄麻を見てる限り、栄麻にとってはいい所だったんだな?」


「それはもう!!本当にラッキーだったと思う。逆に、親戚とかの所で、嫌々育てられてた方がよっぽどグレてたろうな。私の両親、事故でね。私ひとりっ子で。」


「そうだったのか。ご両親は残念だったな。
グレる栄麻も面白そうだけどな!」


「ははは!!オラァ!!涼太ぁ!!」

そう言って、俺の頭を両手でワシャワシャしてきた。
このヤロ

「やめろ!!この!!」

俺も片手でワシャワシャし返してやった。
かわいい。

「ちょっと!!せっかくブラッシングしたんだからね!!」

怒っとる。怒っとる。
おもしれーな。

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