副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
「そう言えば涼太!!」
「何だよ」
「私にグアムの時、なんかした?」
ヤバい!俺、キスマークつけたわ。
俺が付けたなんて言ったら、警戒されて絶対にこの家から出て行かれる。
「なんかって?」
とぼけた。
「いやさ、あの時朝起きたらさー、私下着姿だったんだよねー!!
しかも、胸元にキスマークみたいな付いててさ!!
でも、全く記憶なくてさぁ!!」
ゲゲ!疑われてる!!
何であんな事したんだ俺は!!
ご、誤魔化さねば。
「いや、俺は部屋まで送っただけ。
服は吐いた後だったし、俺が出てってから自分で脱いだんだろ。
キスマークは知らん。
虫にでも食われたんじゃねーの。」
ど、どうだ?
「あはは!だよねー!!涼太が私に何かするわけないもんねー!!あースッキリした!!」
そう言って栄麻は安心した顔をした。
ますます俺は、この気持ちを隠さないとと思った。
何かしたくてしょうがねーよ本当に。
我慢だ我慢。
自分に言い聞かせた。
そんなこんなで、結局あっという間にシャンパンを開けて、ワインもいつの間にか2本開けていた。