副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない


「涼太ー!!」

「なんだよ。うるせーな」

声がでけーんだコイツは。
ったく。

「楽しい!!」

「そだな。そりゃ良かった」

この流れヤバいかもしれん。
コイツ、酔っ払いやがった。

「そろそろ、寝るか?」

「寝にゃい!!」

あー、アウトだ。

「おし。寝よう!」

俺は、またあの日みたいに目の前で服なんか脱がれたら、本当に襲っちまう。
そう思って、栄麻の手を引いて立たせた。

「涼太も寝よ!!」

「はいはい。わかったわかった」

「歯磨きすんぞ」

「はーい」

そして、2人で並んで歯を磨く。
2つも洗面台いらねーだろと思ってたけど、こうやって使う物だったんだな。

そして、歯磨きが終わって、洗面台に歯ブラシが仲良く2つ並んでるのを見て、ニヤついてしまった。

こんなんで、喜ぶとか。
笑える。
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