副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
大丈夫かな?誰か、悪い人に騙されたりしないよね?
なんか、涼太が心配になってきた。
そしたら、私が番犬になって噛み付いてやる。
顎は丈夫なんだ。私は。
声だってデカい。
ギャンギャン吠えてやる。
猫みたいに、飛びかかって引っ掻いてやる。
猫目なだけに。
施設育ちなめんな!!
涼太は、私が守る!!
私は、涼太の番犬だ!!
涼太に出ていけと言われるまでは、私があの善良なイケメン主人を守る。
この際、私の新居探しなんて後回しだ!
じゃないと、絶対悪い人に騙されて、傷ついちゃうよ涼太!!
私が、涼太の幸せを守るんだ!!
涼太は優しい。とてつもなくいい奴だ。
絶対、幸せになってほしい!!
バカな私は居候させてもらってる身なんて忘れて、勝手にトンチンカンな決意をした。