副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「いやいや。俺はともかく、栄麻はないだろ。全く俺を男として見てないぞアレは」

よし。次はシットアップだ。
ベンチ台に足を固定して、腹筋をする。

「それさ、わかんなくね?だいたい、話聞いてると、涼太君そうとう鈍いよな?」

は!?
この気遣いスペシャリストの俺が!?
腹筋に捻りも加える。ック。

「どのへんが!?俺鈍いか!?」

「そーゆーとこだよ。」

どーゆーとこだよ!!

「俺は、何をすれば良いんだ?」

っフン

「知らねーよ。今まで、どうしてたんだよ」

塁も負けじとフンフンしてる。

「今まで?抱いてって言うから抱いてた」

「は!?彼女とかいたんだよな?」

「いたよ?」

「いたよ?じゃないって。ああ。そっか、純平言ってたわ。涼太くん、初恋だもんな?」

純平ー!
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