副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
涼太はリビングにいないみたいだ。
また寝たのかな?
よし。起きてきたら食べれるように何か作っておこう!
ん?テーブルにメモがある。
"エマ
おはよう。ちょっとジム行ってくる。
朝飯、冷蔵庫にあるから食え。
リョータ"
マヂで!?どこまで優しいんだ涼太は。
そして、冷蔵庫を開けると、サンドウィッチとヨーグルトと、フルーツが用意されていた。
え。めちゃくちゃ嬉しい。
私は家族がいないし、施設を出てからずっと自分で作ってきた。
もちろん、進も当たり前の様に料理なんてしない人だった。
今思えば、私、誰かが自分の為に用意してくれた朝ご飯を食べるのは、初めてかもしれない。
ヤバい。
嬉しい!!