副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「涼太のせいだー!!」

私はわけのわからない事を言う。

「ああ。俺のせいだ。俺のせいだ。お前には、これまでできなかった事、全部教えてやる」

そんな事言われたら、勘違いしちゃうよ涼太。
ダメだよ、そんな事言ったら。

でも、嬉しい。
涼太といたい。
涼太が好きだ。


ガバ!!っと顔をあげた。


涼太はびっくりしてる。
私もびっくりしてる。



涼太が、好き?
嘘、、、

嘘だ。


カァっと顔が赤くなる。

は、恥ずかしい!!
何コレ。

こんな感じだっけ?
好きになるのって。
進の時した?

こ、こんなに。ドキドキするっけ?

ま、まずくないか?

ポ、ポーカーフェイスでてこい!!

「涼太。ありがとう。嬉しい」

とりあえず、お礼を言う。
ちゃんと、言えただろうか?
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