副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

涼太は、少しの間のあと、フッと笑って

「ああ。」

そう言って、頭をポンとすると立ち上がった。

か、カッコ良すぎる。
見た目もだけど、中身もとんでもないイケメンだコレは。
惚れない方がおかしい。

自覚した途端、涼太がさらに割増でいい男に見えてくる。

涼太は、キッチンに入って自分の分のサンドウィッチもパパッと作る。

そして、私の前に座る。

「どれ、一緒に食うぞ」

「うん!!食べよう!!」

私は、ご機嫌でたいらげた。
こんなに、美味しくて、幸せな朝ごはんは初めてだった。
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