副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「うーす。涼太くん朝ぶり。」
ニヤニヤしながら、塁が入ってきた。

「なんだ?朝なんかあったんか?」
純平が聞く。

「ああ。朝っぱらから、変な夢見て、襲いそうだからジム行くぞって言って連れ出された。7時前だぞ?やべーよな涼太くん」
バラすなバラすな。

「どゆことそれ!!」
仁が食いついた。
コイツはうるせーんだよ、いちいち。

そして、塁は俺の今の状況を勝手にベラベラ説明しだした。

白目向きそう。
最初からコイツらに隠せるわけがなかったんだ。

「「「ダハハハハ!!」」」

「うるせぇ!!帰れ!!」
そう言いながら、パスタを4人分テーブルにセットしちゃう俺。

待ってましたとばかりにソファーからゾロゾロ、ダイニングテーブルにやってくる。

「うまそー!」

ちゃっかりスープ付きだ。

「食え。クソったれ」
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