副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「全然。あいつらが邪魔だむしろ」
ったくよ。でも、栄麻の顔が少しでも見れて嬉しい。

「あはは!んじゃ行くね!」
かわいいな。本当に。カフェのキャップかぶったままだし。

「おう。気をつけてな」
そう言って、栄麻の頬にキスしてやった。

ニヤっ

「ちょ!!涼太!!」
おお。さすがにびっくりしたか。

「驚いたか?ほら、早く行かないと!」
栄麻の背中を押す。

「あ!うん。んじゃ、またね!行ってきます!」
そう言って、栄麻はパタパタ走って行った。


ククク。
かわいい。
本当に。


そして、ニヤついた顔をなんとか戻して、リビングに戻った。
< 149 / 200 >

この作品をシェア

pagetop