副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
「全然。あいつらが邪魔だむしろ」
ったくよ。でも、栄麻の顔が少しでも見れて嬉しい。
「あはは!んじゃ行くね!」
かわいいな。本当に。カフェのキャップかぶったままだし。
「おう。気をつけてな」
そう言って、栄麻の頬にキスしてやった。
ニヤっ
「ちょ!!涼太!!」
おお。さすがにびっくりしたか。
「驚いたか?ほら、早く行かないと!」
栄麻の背中を押す。
「あ!うん。んじゃ、またね!行ってきます!」
そう言って、栄麻はパタパタ走って行った。
ククク。
かわいい。
本当に。
そして、ニヤついた顔をなんとか戻して、リビングに戻った。