副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
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〜栄麻side〜



涼太を好きだと、自覚してからというもの。

すぐにポーカーフェイスが崩れてしまうようになった。

まず、携帯を忘れて家に取りに行った時があった。

その時は、涼太の仲良し軍団を一気にお目にして、その迫力に飲み込まれてしまいそうになった。

あんな、大男4人が壁みたいにこっちを見下ろしたら私じゃなくても、テンパるはず。

しかも、涼太を始め全員イケメンだ。

どうなってんだ一体!?
何でここに、大集合する必要があるんだ!?

そして、テンパった末に、私の恋心を咄嗟に隠すために番犬です!!とか言ってしまった。

確かに、涼太を守る。
それは今でも変わらず思ってる。

でも前まで、いい人と感じていた涼太の行動が全部、甘い誘惑に感じられる。


なんで!?

全部自分のいいように勘違いしてしまう。
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