副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

それから、ソファーでくつろいでいても、ドサッと隣りに座ったと思えば、肩に手を回して私を引き寄せる。

こ、これは一体!?

私は、好きだから嬉しいんだけど、あ、甘えてしまいたいと思うんだけど、涼太は特に何も言ってこない。

それで、並んで映画を観たりして。

涼太を見上げれば、涼太はジッと私を見下ろして瞳を揺らす。
そして、優しく微笑んでおでこにキスをしたりする。
でも、決まって涼太は、その後立ち上がって水を飲んだり、何か別な事をし始める。

その度に、私は寂しいなんて思ってしまったりして。

どんだけ、欲しがりなんだ。私は。
< 155 / 200 >

この作品をシェア

pagetop