副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
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〜涼太side〜
最近、栄麻への気持ちが本当に抑えられなくなってきてる。
おでこや頬へのキスは開き直って、しまくってしまう程に。
なのに栄麻は、嫌がるどころかなんだか顔を赤く染めて。
勘違いしそうだ。
とにかく俺は、栄麻に触れたくて、ソファーに栄麻がいればすかさず隣に行っては、肩を寄せ合い、腕を回す。
栄麻は、そんな俺を知ってか知らずか、あの猫みたいなキュルキュルの目で見上げてきて、思わず唇を貪り食ってしまいそうになる。
何とかこらえて、オデコにキスで我慢する。
が、決まって俺の一点集中モードが発動して、バレないように、なんとか逃げて誤魔化している。
風呂もだ。初日のように、栄麻の後の風呂はかなり危険地帯と化する。
だから、俺が先に入る事でなんとか、回避している。
バカだよな本当に。
結局、何だかんだまだ何もできない俺。
毎晩、お互いの部屋へ入る瞬間が1番辛い。
自分の部屋へ、何度引きずり込もうと思った事か。