副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

「涼太」

「何でしょう?」

純平に呼ばれた。

「仕事の話しじゃない」

おお。なるほど。

「なんだよ。どした?」

「レジデンスが完成した。麗と引っ越す」

「おお。ついにか!!良かったな。麗ちゃん喜ぶだろうな」

「ああ。それで、お前、俺んとこ来るか?」

「え?」

「だから、今の俺の家。空くだろ。いるかって」

「いらねーよ。俺、今の所わりと気に入ってるし」

「いーから、彼女にも聞いてみろよ」

「ったく。聞くだけな?無しよりの無しだぞ」

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