副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
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〜栄麻side〜
涼太と気持ちが通じ合ってからというもの、涼太の甘さは更に加速した。
本当に、何ものなのあの人。
全身で、私を好きだと言っている。
初めて涼太のベッドへ連れていかれた日なんて、壊れてしまうかと思った。
あんなに、情熱的に野蛮な程に愛し合う夜は初めてだった。
涼太は、私にいろんな初めてをくれる。
私の知らない事を、教えてくれる。
い、いろんな意味で。
気絶するように、明け方眠りについた後、涼太はゆっくり話してくれた。
ずっと好きだったと。
この家に、私が来てから、我慢するのが本当に大変だったと笑った。
一切ここから離す気はなかったと。
最後に、ズルくてごめんと謝っていた。
結局いろいろ話して、やっぱり私たちはこの家に住む事に決めた。
ちゃんと交際したうえでの同棲だ。