副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
after story-プロポーズ-
〜涼太side〜
俺は、猿だ。
栄麻と気持ちが通じ合ってからというもの、それはそれは歯止めが効いた試しがない。
むしろ、よくもまぁ数ヶ月も栄麻を抱かずに耐えたもんだよな。
目の前に、いるのに抱けない辛さは本当にキツかった。
だからまぁ、な。ほら。仕方なく、それは仕方なく、自分でな。
うん。みなまで言うな。
そして、一度でも栄麻を覚えた俺の身体は、俺自身でも、もはや制御不可能だ。
襲いすぎて嫌われてないだろうか。
家中、至る所で。
リビング、キッチン、玄関、風呂、脱衣所。
ルームツアー並みだ。
トイレくらいだろしてないの。
俺、33だぞ。
どうなってんだよ。
落ち着けよ。本当に。