副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

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最近、栄麻の様子が変だ。

俺、なんかしたか?

栄麻を見境なく襲わないように、ジムに行く回数を大幅に増やした。
身体を動かすと、いくらかスッキリできてなんとか回避できる。

栄麻にもちゃんと、ジムに行くと伝えている。
猿にならない様にとは口が裂けても言えないがな。
バカすぎて、それこそ呆れてしまわれそうだ。


プロポーズは、もうすぐ来る栄麻の29歳の誕生日の夜にしようと思ってる。
指輪ももう準備した。
夜景の綺麗なレストランも予約済みだ。

ただ、栄麻は、時折寂しそうな顔をする時がある。
大丈夫だろうか?

どうしたのか聞いたけど、何でもないとはぐらかされた。

ふ、不安だ。
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