副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
た、楽しい!!
どんどんドリンクを注文して、
お酒を煽る。
さっき、コンタクトにゴミが入って外してしまったため、視界は最悪だが、それでも楽しい!!
皆んなに紛れて、ドリンク片手に
音に乗りながら、目を閉じて、体を揺らす。
「ひとり?向こうで一緒に飲まない?」
英語で話しかけられる。
出たよナンパ。
何回目だよ。ったく。
どこでも、変わらないな。
「行かない。他を当たって」
ハッキリ断る。
「何だよ。いいだろ?さっきからずっと1人じゃないか」
クソ。コイツしつこいタイプか。
現地の人か?
観光客か?
「無理ったら、無理よ」
「いいから、いいから!」
そう言って、コイツは汗臭くベタベタした腕を私の肩に掛けてきた。
「やめて!やめてってば!!」
「おい。俺の女に、なんかようか?
とっとと、失せろ」