副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
そう思った矢先、栄麻が肩を震わせている事に気づく。
え!?
泣いてる!?
何で!?
「栄麻!?どした!?」
シクシクと泣く栄麻。
おいおい、どうしたんだよ。
「ほら。こっち向け。ゆっくりでいいから。どうした?」
栄麻は言われた通りに、涙を流しながらもこっちを向いた。
そして2人、向き合う形になった。
栄麻が、ゆっくり小さな声で話し始めた。
「涼太。最近、、おかしい、よ。」
え?何が?
「お、俺?なにがだ?」
「急にジムにたくさん行くようになったと思ったら、、、
全然して、、くれなく、、なった。
私の事、、あきちゃった?
嫌いに、、なっちゃった?
あんなにたくさん、、求めて、、くれてたのに、、
今だって、、勇気、、出して、
私から、誘ったのに、、断ら、、れて、、」