副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
栄麻は驚いて両手を口元に持っていき、息を飲んでいる。

「栄麻?」

「涼太ー!!私もー!!お願いしますー!!」

そう言って、指輪を手に取り真夜中にも関わらずデッカい声を出して泣きながら俺に飛びついて来た。

「あぶ、あぶな!!」

なんとか栄麻を抱き止める。

「涼太ぁー!!嫌われたと思ってたぁー!」

わーわー泣いてる。
かわいい。本当に。

「嫌うわけないだろ?」

「うーよかったぁー。うれじいー」

「それじゃ、俺は、我慢しなくていいんだな?」

ニヤッと笑う。

「お、お手柔らかに、、?お願いします?」

「任せろ。これまで我慢した分、たくさん愛してやるからな?
栄麻が、2度と勘違いしないように」
< 183 / 200 >

この作品をシェア

pagetop