副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
栄麻は徹夜明けで、夜は、何とか気合いでレストランで誕生日を祝って、プロポーズは前倒しした事もあり、早々に店を出た。
栄麻は動かない。
「ははは!栄麻。大丈夫か?ごめんな?」
栄麻は、寝不足にお酒を飲んでフラフラだ。
「涼太ー!!」
まずい。
「どした?吐くか?」
ヒールをポイポイ脱ぎ出した。
そっちか!!
「涼太ー!!抱っこー!!歩けなーい!!」
んとにコイツは。
俺は前みたいに、ヒールを回収する。
「はいはい。ほれ」
そう言って、結局栄麻に言われた通りにおんぶする。
道行く人が、クスクス笑ってる。
笑えばいい。
これが俺たちの日常なんだから。
-END-