副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
after story-友達できるかな-

〜栄麻side〜


涼太は、自分が休みの日で、私が昼のシフトに入っていると、たまに休憩時間に合わせてカフェに来る。

なんなら、平日ももともと常連だった涼太は相変わらず来る。
純平さんもいたり、いなかったり。

もう、すっかりそんな日常にも慣れた。

スタッフに、涼太が婚約者だとバレた時には、大騒ぎだったけど、今はみんな暖かく見守ってくれている。

今日も、涼太は昼のピークが過ぎた頃から外の席で私の事を待っている。

そして間もなく、休憩時間になったので、カフェのキャップから、髪をほどいてニットキャップに変えて、腰のエプロンを外し、制服の上からデカいグレーのパーカーをカポっとかぶった。パンツは黒のスキニーのまま。

今の私の髪は、毛先にかけてハイトーンのグラデーションになるバレイヤージュ。

カラーは前回とあまり変わらない暗めのアッシュカラーにハイトーンのカラーが入っていて、
長さは胸より下でレイヤーが少し入っている。

これで、いっけんスタッフには見えない。
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