副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
まかないを準備して、涼太の待つ席まで行く。
「涼太!お待たせ!」
「おう。お疲れ様」
涼太も、今日は休みだから、黒のキャップを目深にかぶって、黒のパーカーにグレーのスウェットのジョガーパンツ。
ラフな格好をしてるけど、なんかオシャレ。
そうして、向かい合って私の遅めの昼休みを過ごす。
いつもは1時間なんだけど、今日はシフトの都合で、2時間あった。
そのぶん、いつもより終わる時間は遅いんだけど。ゆっくりできる。
涼太とゆっくり、話をしながら休憩をとっていると、涼太が私の後へ向かって手を挙げた。
「純平!麗ちゃんも!やっほ」
そして、私は振り向いた。
そこには、純平さんと、モデルみたいなクールそうな絶世の美女がいた。