副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
「わりぃ」
何コレ。面白すぎない!?
クールな純平さんが、麗ちゃんに振り回されてないか!?
涼太と目が合って笑ってしまった。
「か、かわいー!純平ー!栄麻ちゃんかわいい!!美人!!涼太さん、良かったね!」
声デッカ!!
「麗。声でかい」
「栄麻ちゃん!せっかくだから良かったら、連絡先交換しない?」
麗ちゃんは、純平さんを気にする事なくデカい声のまま私に迫ってきた。
私は咄嗟に涼太を見る。
すると、涼太は優しく微笑んでウンウンと頷いていた。
「あ、うん!よろしくね?」
そして、連絡先を交換した。
「それじゃ、今度女子トークしよう!私の親友も紹介するから!」
「じゃーな」
そう言って、嵐の様に去って行った。