副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
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〜涼太side〜
俺は冨樫 涼太(とがしりょうた)
今年で33歳。
大手ゼネコン神楽コーポレーションの
副社長秘書をしている。
副社長の神楽 純平(かぐらじゅんぺい)は俺の2個下の従兄弟にあたる。
俺の親父は三兄妹の真ん中で、親父の妹が、純平の母親だ。
実家は、ここら辺一帯を占める冨樫不動産。
親父は次男だし、そこまでガチガチの家でもないため、俺は家業を継がずに自由にさせてもらえている。
実家はそれなりだし、隠れ御曹司とかも言うヤツがいるが、別に俺は継ぐ予定も今の所ないので御曹司ではない。
継いではないが、不動産は所有していて、投資もしているため、生活には困らないくらいは余裕がある。
純平にいろいろ教えたのも、俺だ。
良い事も、悪い事も。
俺の下には、2個下の弟、仁(じん)がいて、
仁は、ホテルのBARでマスターをしている。
俺は185㎝。仁も184㎝。
まず親父がデカい。
んでもって、顔も悪くない。
まぁ、自分で言うのもなんだが、女の子は大好きだし、モテる。
親父からは33にもなって、フラフラしてんなとは良く言われるが、どうしようもない。
これが、俺だ。