副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
隣りの純平をニヤニヤと見る。
「おい」
「何だよ」
「ニヤニヤすんな」
「何だよ。いーじゃねーか。俺が会場押さえたんだぞ?感謝しろよな」
「どーも」
「ッカー!!お前なぁ!もっと、可愛く言えねーのかよ!」
俺は秘書だが、それ以前にこいつの従兄弟でもあるし、歳も上なので、俺たちの中で、遠慮はない。
なんなら、純平は弟の仁と同い年だから、
もう勝手に、弟みたいな感覚でいる。
「寝ろ」
「はいはい。寝ますよー。」
そうして、俺はこの日の為にスケジュール調整や準備などで散々こき使われて、ヘトヘトだったのもあり、一瞬で眠りについた。