副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

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日本についても、グアムの最後の晩の記憶を完全には思い出せないでいた。


何となく、思い出したのは、クラブで絡まれたのを、背の高い日本人男性が助けてくれて、たぶんその人と飲み直した。
なんか、ものすごく楽しかった気はする。

ただ、名前が思い出せない。
なんなら、顔は最初からちゃんと見えてなかった。
でも、雰囲気的に、少し歳上で、イケメンそうだった気はする。

誰だっけな?

しかも、飛び飛びの記憶だが、俺の家に来いみたいな事を言われた気もしないでもない。

私、家がない事話したんだっけ?

夢かな?

キスマークは、その人の仕業だったのだろうか?
抱かれた?
いや、下着は着てたしな。



それもあって、何か引っかかって、いまだにビジネスホテルに泊まっている。


でも、そろそろマズイなぁ。


カフェの仕事も、だいぶ慣れて来たし、そろそろ家を本格的に探さないとな。



そう思ったのだった。
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