副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
「ああ。兄貴だと知ったら、大丈夫だったけどな。今だって、あんまり塁の名前ばっか呼んでたりすると、イラッとすんぞ」
「どんだけだよ、お前」
「あとは、常に頭の中に麗が支配してる。
涼太お前、誰かに惚れたか?」
純平がニヤっとした。
え?
惚れた?
俺が?
誰に?
花子を思い出した。
何でここで花子?
確かにめちゃくちゃタイプではあった。
そもそも何で、俺はこんな話を純平に聞こうと思ったんだ?
ん?
そう言えば、仁が花子をかわいいと言ったとき、イラッとした。
元婚約者の話しを聞いた時は、クソヤローに腑が煮えくりだった。
そして、花子をベッドへ寝かせた時、
俺。勃ったな。勃ったわ。
あの後部屋に戻って、大変だったわ。
しかも、あの後から他の女を抱きたいとか思ってないなそう言えば。
そして、2ヶ月以上も俺の頭の中を支配している。