副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
「んじゃ、◯◯ホテルの"slow"ってBARわかるか?」
「わかる!」
「んじゃ、そこに21時な」
「わ、わかった!」
「花子。
俺、ギリギリかもしれないから、もし花子が先に着いたら、マスターに"俺の連れ"だって言え。俺の弟だからそれ。言っとくし。
それじゃ、仕事戻るから。
また夜な」
「うん。お仕事頑張って涼太!またあとでね!」
そう言って、花子とたった数分の電話に胸がおかしくなりそうになった。