副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない

何だかんだ、電話で涼太の声を聞いて、フォルムは思い出せるんだけど、顔がいかんせんあの時見えてなかったから、知らないんだよね。

え?
てか、涼太が来ても、わかんなくない?

あ、でも向こうはわかるから、黙って待ってればいっか!

そろそろかな?
まだ早いか!

でも先に着いてないと、涼太がいてもわかんないかもしれないから、先に行っちゃおう。

支度を終えて、待ち合わせ場所へ向かう。

ちょうど、カフェの前が通り道だ。
出勤するわけじゃないのに、変なの。
ふふっ

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